結婚の意味・意義を考える~結婚で得るもの失うもの

このページに辿り着いた人の中には、

結婚する意味あるんだろうか・・・?

結婚する意味ってなに?

とモヤモヤとしている方も少なくないのでないでしょうか?

私流ではありますが、結婚の意味・意義について考えてみたいと思います。

結婚は重い・・・?

「結婚」をウィキペディア(Wikipedia)で調べてみました。

結婚とは、夫婦になること
類似概念に婚姻(こんいん)があり、社会的に承認された夫と妻の結合をいう

???

じゃぁ、夫婦って何?と調べると・・・

夫婦とは、適法の婚姻をした男性と女性。妻夫(めお)、
夫妻(ふさい)とも言う。男性を夫と呼び、女性を妻と呼ぶ

うーん…( ˙-˙ ) 結婚のほうに戻ってしまいました。

wikiでも表現が難しいということなのでしょうか。

ただ、こんなことも書いてありました!

○日本における夫婦について

日本の民法の752条では、

「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」とあり、
夫婦は「同居、協力、扶助」の三つの義務を履行しなくてはならないことになっている。

夫婦共同生活が維持できなくなることを企図や意思を持って三つの義務を正当な理由なく故意に履行しないことを、「悪意の遺棄」と言う。

例えば、相手方を置去りにして住居を飛出す行為、相手方を追出す行為、
病気にかかった相手方を長期間放置する行為、
家に生活費を入れない行為などが「悪意の遺棄」に該当する可能性がある。

職務上の単身赴任、夫婦関係を見なおす冷却期間としての合意の上での別居、
子供の病気療養の為の別居、ドメスティックバイオレンスから逃れる為の別居など、正当な理由があって同居できない場合は「悪意の遺棄」には該当しない。

「悪意の遺棄」に基づくものであれば民法違反になり、
それが継続して修復困難とみなされれば正当な離婚理由となる。

民法上に、夫婦のあり方が具体的に

「義務」として記載されているんですね。

私も含め、知らないで結婚している人の方が多いと思いますが、

夫婦だったら当たり前のように行えていることですね。

お互い好きで結婚して、生活を共にするのに

「同居、協力、扶助」が、わざわざ法律で義務化されているなんて、

なんだか変な感じもします。

将来的に気持ちが変わって、無責任な行動を取らないようにしましょう

というの戒めのためのものなのでしょうか⁇

確かに、不倫をして家に帰ってこない・・・

家にお金を入れない・・・

こんな相手と結婚してしまって、

離婚する人、少なくないですもんね。

この先、何十年も共に暮らしていく間には、

男と女しかいないこの人間界、気になる異性が現れるのも自然だし、

仕事で失敗して、お金に困る日がくるかもしれない。

子育てに疲れて、家出したくなる日がくるかもしれない。

それでも、

決めた相手と協力し合い生きていく覚悟、貴方にはありますか?

そう聞かれると、なんだか重くて嫌だなーと、

結婚したくないと思う人が存在しているのも理解できますね。

人はなぜ結婚するのか?

これまで、法的な話を含め結婚について書いてきて

なんだか結婚について、ネガティブな感情を抱いてしまった方もいるかもしれないですね。

ごめんなさい。

でも、日本の生涯未婚率は、男性 23.4% 女性 14.1%(2015年度調べ)

つまり、人生で一度は結婚する人は、男性 76.6% 女性 85.9%!

過去と比較すると、その数字はだいぶ減少していますが、

まだまだ結婚する人の方が多く、結婚するのが一般的な世の中です。

離婚率も4組に1組。

結婚だけが人生じゃない。

結婚は選択肢の一つ。

と言われる現在でも、当たり前のように結婚する人が多いのはなぜでしょう?

人はなぜ結婚をするのでしょうか?

人間心理学から考える

人はなぜ結婚するのか?心理学の観点から考えてみたいと思います。

マズローの欲求5段階説ってご存知ですか?

どんな内容か、簡単に説明すると、

人間の根本的な欲求には、5つの段階があり、

下位の欲求が満たされると、その次の欲求が芽生えてくるというものです。

この説に従って、結婚について考えてみたいと思います。


●生理的欲求

生命維持のための食事・睡眠・排泄などの本能的・根源的な欲求。
この欲求が満たされないと、人間の生存は不可能

●安全の欲求

暴力や犯罪などの危険から守られていること、経済的な安定、健康な生活、

衣食住に不自由しない暮らしなど、安全で安定した生活への欲求。

●所属と愛の欲求

情緒的な人間関係によって他者に受け入れられている、会社・家族・国家など、

あるグループへ帰属していたいという欲求。

●承認(尊重)の欲求

自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。
所属と愛の欲求が満たされると、その所属コミュニティ内で認められたい、

尊敬されたいという欲求が発生する。

●自己実現の欲求

自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化したいと思う欲求。

今、このページを読んでいる方は、

おそらく【安全の欲求】までは満たされているはずです。

日本人の場合、ほとんどの人がそうだと思います。

【安全の欲求】が満たされたら、

人は次に【所属と愛の欲求】を求めるようになります。

つまり、家族という心の安らぎの場が欲しくなるのが自然です。

自分の家族(親や兄弟)がいる時点で、その欲求は満たされているのでは?

と思う方もいると思います。確かにそうです。

自分の家族がいれば孤独感を感じることはまずありません。

基本的に幸せです。

幸せな家庭で育ったからこそ、自分自身の家族を持ち、

さらなる安らぎを求めたいと思うのかもしれません。

もしくは、自分の家族、特に親はほとんどの場合で先に逝きます。

兄弟達も新しい自分の家族を持つかもしれません。

人はこれらを潜在意識のレベルで感じているから、

自分自身の家族を作りたい→→結婚したいという感情が芽生える

ものなのでしょう。

よって、人間という生き物である以上、

結婚したいという感情が生まれるのはごく自然なことなのです。

これこそ、多くの人が当たり前のように結婚する理由なのです。

一現在、男性に限らず、女性も社会で活躍するようになってきて、

【所属の欲求】や【承認の欲求】が職場で十分に満たされてしまっている場合、

その充実感と忙しさのため、結婚願望は芽生えにくいかもしれませんね。

昨今、未婚率が高まっている理由の一つにも挙げられると思います。

東日本大震災から考える

結婚を語る上で、絶対にお伝えしておきたいことがあります。

現在、事実婚みたいな言葉もあって、入籍しないカップルも少なくないようです。

子供を作らないとか、いろいろ事情はあると思いますが、

一生、パートナーとして付き合っていくのであれば、

私は絶対に入籍することを勧めます。

2011年3月11日、未曾有の災害、東日本大震災が起こりました。

この震災で、1万5千人以上の人が亡くなりました。

子供からお年寄りまで、たくさんの人が津波によって流されてしまいました。

未だに見つかっていない人もいらっしゃいます。

当時、私はこんな話を聞きました。

「恋人は家族ではないので、たとえ亡くなったとしても連絡してもらえないんです。

彼の訃報を知ったのは、だいぶ後でした・・・。」

家族ではない彼女に、警察は彼の死を伝える術はないのです。

家族ぐるみのお付き合いだったり、二人に共通の友人がいない限り、

彼女は彼の安否を知ることすらできない可能性があります。

もし、貴方の彼が出張先で事故に遭い、大怪我をしたり亡くなっても・・・

もし、貴方自身が大怪我をしたり、亡くなってしまっても・・・

その知らせをもらえる立場ではない間柄だということを覚えておいてください。

日本中が深い悲しみと、不安な日々を過ごしたあの頃、

誰かと寄り添いたいと、結婚するカップルが増えました。

よく結婚式のスピーチで言われますが、

結婚すると、

喜びは2倍に、悲しみは半分に。

まさに本当だと思います。

結婚で得るもの、失うもの

下表は、リクルートブライダル総研が実施した夫婦関係調査2017の結果です。

結婚生活における生活の変化について、20~60代の夫婦に聞いた結果です。

【結婚による生活の変化 上位10項目(20代~60代既婚者/あてはまる・ややあてはまる 計)】

結婚生活による生活の変化 全体 男性 女性
家族としての絆が得られる 77.5% 74.1% 80.6%
精神的安定が得られる 70.3% 71.6% 69.2%
好きな人と一緒にいられてうれしい 68.0% 67.3% 68.6%
家事の負担が増える 55.4% 39.1% 70.4%
社会的に信用される 51.1% 51.5% 50.8%
子育てに苦労する 49.5% 46.7% 52.2%
経済的に安定する 42.8% 33.0% 51.9%
親戚づきあいなどが増えて面倒だ 42.1% 27.5% 55.7%
相手の親の面倒をみなくてはならない 42.2% 31.3% 52.2%
仕事に打ち込める 35.8% 47.7% 24.7%

この調査結果から、結婚して得られるものは、

男女共に、「絆」「精神的安定」「好きな人と一緒にいられること」

であることがわかります。

結婚することで、前述した【所属・愛の欲求】が欲求が満たされている証拠ですね。

一方、家事の負担が増える子育てに苦労する

というネガティブな項目も上がってきています。

結婚することで失うもの、それは唯一自由な時間かもしれません。

結婚しても子供がいなければ家事は分担することになるから、

単身世帯よりは、負担は軽減するはずですが、

子供ができて、特に共働きの世帯であれば、

率先して男性も家事・育児に参加しなければなりません。

それにより、自由な時間は減るのは当然です。

しかし、その失われた自由な時間で感じていた喜びより、

何倍も大きな喜びを感じられるのが子供、家族との時間です。

育児はとても大変ですが、子供の成長を見るのも楽しいものです。

よく、まだ仕事を優先したいからという理由で

今は結婚したくないと言っている人を見かけます。

でも、この調査結果を見ると、

男性においては「仕事に打ち込める」と感じている割合が高いことがわかります。

結婚相手から心身共にサポートされ、より一層仕事に打ち込める

ということなんでしょうか。

未婚者と既婚者との間にギャップがありますね。

結婚とは、【所属と愛の欲求】を満たしてくれるやすらぎの場

=家族を持つということ。

これは、人間の心理に基づいた本能。

結婚願望は誰しもが必ず持っているはずの人間の本能と言えます。

結婚は良いものですよ。

私自身、結婚して人生が好転しました。

愛する子供、そして子供を通して新しく出会った人たちを愛し

愛され、今とても幸せです。

結婚の意味は何か?などと深く考えず、

自然な感情のまま、素直に結婚する人が増えて欲しいものです。